エボラ熱で西アフリカの医師は不足しています

2014年11月23日

エボラ熱で西アフリカの医師は不足しています。

エボラ熱については、WHOは10月17日、西アフリカの5カ国でエボラ出血熱の感染者が9216に上り、このうち少なくとも4555人が死亡したと発表した。

まず、エボラ熱がどういう病気であるかを勉強しましょう。
エボラ出血熱は、エボラウイルスによる感染症です。エボラウイルスに感染し、症状が出ている患者の体液等(血液、分泌物、吐物・排泄物)や患者の体液等に汚染された物質(注射針など)に十分な防護なしに触れた際、ウイルスが傷口や粘膜から侵入することで感染します。一般的に、症状のない患者からは感染しません。空気感染もしません。


また、流行地では、エボラウイルスに感染した野生動物(オオコウモリ(果実を餌とする大型のコウモリ)、サル、アンテロープ(ウシ科の動物)等)の死体やその生肉(ブッシュミート)に直接触れた人がエボラウイルスに感染することで、自然界から人間社会にエボラウイルスが持ち込まれていると考えられています。
エボラ熱の症状はエボラウイルスに感染すると、2~21日(通常は7~10日)の潜伏期の後、突然の発熱、頭痛、倦怠感、筋肉痛、咽頭痛等の症状を呈します。次いで、嘔吐、下痢、胸部痛、出血(吐血、下血)等の症状が現れます。現在、エボラ出血熱に対するワクチンや特異的な治療法はないため、患者の症状に応じた治療(対症療法)を行うことになります。
つまり、下痢で脱水症状を起こしている患者への点滴や、併発感染症を避けるための抗生物質の投与などがあげられる。
そのほか、鎮痛剤や栄養治療食、ビタミン剤の投与も有効である。中国の製薬会社はアフリカでエボラ出血熱への対応を支援している中国の援助関係者向けに、エボラ熱治療薬「JK─05」を供給したり、英製薬大手グラクソ・スミスクライン(GSK))は18日、ウェブサイトに掲載した声明で「ワクチン候補品の開発はかつてない速さで進んでいる。」と話しています。
世界中で治療薬の開発が進んでいるようです。

それから、WHO(世界保健機関)は、流行地でエボラ出血熱に感染するリスクが高い集団を、

・ 医療従事者

・ 患者の家族・近親者

・ 埋葬時の儀式の一環として遺体に直接触れる参列者

・ 熱帯雨林で動物の死体に直接触れる狩猟者
としています。


エボラ出血熱は、咳やくしゃみを介してヒトからヒトに感染するインフルエンザ等の疾患とは異なり、簡単にヒトからヒトに伝播する病気ではありません。
病気に関する知識を持ち、しっかりした対策を行うことで感染を防ぐことができます。

これからの感染拡大の予測としては、SIRモデルによる試算では、1月末で感染者30万人にのぼる可能性がある。
エボラ出血熱のまん延に苦しむ西アフリカのシエラレオネではエボラ封じ込め対策として封鎖。約120万人が実質的な隔離状態に置かれています。
また、オバマ大統領はエボラ熱対策を「安全保障上の優先事項」と位置付け。これまで 米軍が直接治療活動に関わることはないとしてきたが、現地に派遣している米疾病対策センター(CDC)のスタッフ100人超に加え、今後は米国のエボラ熱 対策の中心を軍が担うと発表している。しかし、日本の政府やマスコミの反応は鈍い状態です。

 話は少し変わりますが、エボラウイルスは、もはや制御不可能な状況に陥りつつあります。西アフリカの感染者は2〜3週間ごとに倍増し、最新の調査によれば、来年1月中旬までに 140万人に拡大する恐れがあると予測されています。
感染国のひとつのリベリアは、人口10万人あたりの医師数はたった1人です。

ちなみに日本の医師は 人口10万人あたり224.5人です。リベリアはとても少ないのです。エボラ出血熱の拡がっているシエラレオネに世界中のたくさんの医師がボランティアとして救助に参加しています。AVAAZコミュニティーでは、さらに英語やフランス語の堪能な医療従事者のボランティアを探しているそうです。各国政府は資金援助を提供していますが、エボラ熱の蔓延を食い止めるための医療スタッフは、まったく足りていないの が現状です。

http://urx.nu/cR8s

武蔵小杉徒歩2分の内科クリニック、一般内科、糖尿病内科の院長の
布施純郎からのお話でした。

エボラ熱


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Posted by 武蔵小杉の内科|武蔵小杉駅1分の内科なら小杉中央クリニック at 09:06 / 気ままなブログ

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