たった5分のジョギングでも健康になる。

2015年1月4日

たった5分のジョギングでも健康になる。

(1)日本人は運動不足
 世界保健機関(WHO)が発表した「世界保健統計」によると、2008年の世界の総死亡者数は5,700万人。そのうち63%にあたる3,600万人が、生活習慣病が原因となって死亡しています。この生活習慣病の大きな原因は「運動不足」と言われています。さらに残念ながら日本人の運動離れは深刻で、20年間も連続してスポーツ離れが進んでいるそうですし、日本人はWHOから65%が運動不足と指摘されていますが、さらにWHOによると、15歳以上の日本人65.3%は運動不足だとされています。中国の運動不足率は30.6%、ドイツは30.4%、肥満大国のアメリカでも43.2%と日本より低い数字。日本人は世界的に見てもかなりの運動不足のようです。運動は食事同様にとても大切です。

 ジョギング

(2)「穏やかな運動のメリット」に科学性はあまりない
 2008年の政府による正式なエクササイズのガイドラインでは、週のうちほぼ毎日、約30分ほどの穏やかな運動をするよう薦めている。そして、この半分の約15分の激しい運動でも同様のメリットがあるだろうとまるで取って付けたかのように指摘している。しかしこれまでのところ、この数字を裏付ける科学性はあまり見当たらず、病気のリスクを低減し寿命を延ばすためには、どの程度の激しい運動が必要なのかということを慎重に追跡した実質的な調査はほとんどなかった。どの程度少量の激しい運動であれば同じ結果をもたらすのかという調査研究となると、これ以上に少ない。

(3)ランナーは病気になりにくい。一日6分以内のジョギングでも良い。
 米国心臓病学会誌(The Journal of the American College of Cardiology)で発表されたこの新しい調査では、アイオワ州立大学、サウスカロライナ大学などの研究者たちが、何十年間の膨大なデータベースを調べた。彼らは、医学的に広範囲にわたった健康状態を検査したあとで、運動習慣に関するアンケートに記入した。このアンケートには、日ごろマラソンをするかどうか、どのくらいの頻度でどのくらい速く走るか、といった項目も含まれている。研究者たちは、このデータベースのなかから、調査がはじまる少なくとも15年前にこのクリニックに来院した18歳から100歳までの健康な男女、5万5137人の記録を抽出した。このグループのうち24%の人は、走る距離や速さはさまざまだが、ランナーと自称している。そこでこの成人たちの死亡記録を調べてみたところ、15年くらいの間に約3,500人が死亡しており、死因の多くは心臓病だった。また、心臓病か脳卒中で死亡するリスクが45%低下していた。これは寿命が約3年延びたことに相当する、ということです。

 しかし、ランナーとランナーではない人とを比べてみると、ランナーのほうがはるかに病気の影響を受けにくく、何らかの理由で死亡するリスクは、非ランナーと比べて30%も低かった。肥満または喫煙(ランナーの多くは喫煙しないが)要因を調整したあとでも、ランナーが心臓病で死亡するリスクは、そうでない人と比べ45%低くなっている。さらに、肥満でかつ喫煙者のランナーでさえ、肥満か、もしくは喫煙習慣の有無にかかわらず、非ランナーと比べてみると、早期死亡の見込みが低いことが分かった。グループ全体として、ランナーは、マラソン経験のない成人と比較して寿命が約3年長くなっている。
驚くことに、これらのメリットは、走る程度にかかわらず、おおよそ同じなのだ。週に150分以上走った人、または、1マイル(1.6キロ)を6分以内という特に速いペースで走った人は、走らない人よりも長生きしていた。しかしこれらを、1マイル10分かそれ以下というゆっくりしたペースで1日5分か10分しか走らないといった、走る量が少ない人と比べてみると、寿命は有意に長くはなっていない。

(4)運動の激しさが寿命を延ばす鍵となる可能性が高い
この調査では、ランニングが早期の死亡リスクにどのように、そしてどうして影響するのかについて、また、こういったメリットをもたらす運動がランニングだけなのかということついても直接的に調べてはいないとチャーチ博士は述べた。しかし研究者たちは、一般に、ランナーはウォーキングといった、ランニングよりも穏やかな運動をしている人々と比べて死亡のリスクがより低いことを確認している。しかし、チャーチ博士は、「ランニングそのものに必ずしも何か魔法のようなものがあるわけではなく、ランニングが厭なら、縄跳び、自転車型トレーニング装置で激しくペダルを踏む、その他の何らかの激しい運動を5分間すれば良い。」と話していた。

 【まとめ】
 今までは、早足でウォーキングなどを毎日40分以上しなければ、健康の効果は出にくいと言われていましたが、ジョギングなどを1日たった5分すれば、健康にとても良いことがわかりました。ジョギングなどを5分以上することが良いですが、それもできないなら、通勤の時も、ダラダラ歩くのでは無く、速歩で歩いたり、小走りしたりしましょう。職場のひと駅前で降りて歩いてみたり、3、4階の階段なら、急いで登りましょう。自転車で通う人は、少しスピードを出して通勤しましょう。


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Posted by 武蔵小杉の内科|武蔵小杉駅1分の内科なら小杉中央クリニック at 07:10 / 気ままなブログ

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