脂質異常症について

2018年6月6日

今日は、LDLコレステロールは200mg/dL以上と高い患者さんの相談を受けましたので、高LDLコレステロール血症の食事療法を中心にお話しましょう。

脂質異常症診断基準ですが、LDLコレステロールは140mg/dL以上は高LDLコレステロール血症で、120~139mg/dLは境界域高LDLコレステロール血症です。また、HDLコレステロールが40 mg/dL未満の低HDLコレステロール血症やトリグリセライド 150 mg/dL以上の高トリグリセライド血症も脂質異常症で、色々と種類があります。なぜ、LDLコレステロールが悪いのかと言いますと、動脈硬化が進んで、狭心症や心筋梗塞や脳梗塞などの病気になる危険性が高くなるからです。動脈硬化はすぐに起こるのではなく、10年から20年以上をかけてゆっくりと進行して行きます。

また、LDLコレステロールは正常値は140以下ですが、学会の基準は厳しいので、私は160くらいに収まれば、良いかなと思っています。特に閉経後の女性は、女性ホルモンの低下のためにLDLコレステロールは高めになります。しかし、心筋梗塞などの虚血性心疾患の罹患率はあまり増えてはいません。性差も考慮して行かなければなりません。

コレステロール 食事療法

ただし、狭心症や心筋梗塞の既往のある方は、LDLコレステロールは100mg/dL未満にコントロールが必要です。また、糖尿病や慢性腎臓病や非心原性脳梗塞のある方は、LDLコレステロールは120mg/dL未満が目標値です。詳しいことは、主治医に聞いて見てください。

動物性脂肪の多い食品(肉類、乳製品ミルク、ヨーグルトなど)、コレステロールを多くふくむ食品(鶏卵、魚卵、レバーなど)、甘いものは食べすぎていませんか。特に寝る2時間以内に食事を食べると良くありません。

脂質異常症を予防するために効果があるものの1つが、食物繊維を多く含む食材です。ゴボウやニンジン、大根、カブなどの根菜類、またイモ類、キノコ類、コンニャク、海藻類、果物なども食物繊維を豊富に含んでいます。食物繊維は1日あたり25~30gを摂取するのが望ましいでしょう。

ご飯は白米よりも玄米や胚芽米の方が、パンなら精白パンよりもライ麦パンや全粒粉のパンの方が食物繊維を多く取ることができます。毎食の主食を玄米などに代えるだけでも、無理なく摂取量を増やすことができます。玄米は無農薬のものが良いです。毒素を抜くために、24時間は水につけて冷蔵庫に置いてから炊いてください。ただし、腸の弱い人は、食物繊維を取ることによって胃腸の症状を悪化させてしまうことがあるので注意してください。

食事の回数は1日2から3食で、良いと思います。1日2食にすると1日全体の食事の量が減ります。1日1食は、魚や肉にご飯を食べて、残りの1から2食は、肉や野菜抜きの玄米や野菜や海藻や豆腐や納豆などのベジタリアン食が望ましいと思われます。ただし、コレステロールは、主に肝臓から作られるので、食事の関与は20パーセントくらいですので、食事療法には限界があります。また、親や兄弟の悪玉コレステロールが高い場合は、家族性の高コレステロール血症が疑われます。

それから、動脈硬化学会では、伝統的な日本食は、抗動脈硬化的であることが我が国の研究で多数示されており、減塩に留意したうえでの日本食を勧める。また、コレステロールと飽和脂肪酸を多く、含む肉の脂身、内臓、皮、乳製品、卵黄およびトランス脂肪酸を含む菓子類や加工食品の摂取を控える。食物繊維と植物ステロールを含む未精製穀類、大豆製品、海藻、野菜類の摂取を増やせば良いと発表しています。

この他、気を付けることは、有酸素運動を毎日30分以上行う。ストレスを溜めない。アルコールの過剰摂取を控える(25g/日以下) 。夜などは外食は控えなるべく自宅で食べる。禁煙し、受動喫煙を回避する。腸内環境を整えることなどが挙げられます。

コレステロールが高い場合には、生活習慣を2ヶ月くらいは変えて、再度採血してもらいましょう。基準値に入っていれば、OKですし、高かった方は、医師に相談しましょう。

小杉中央クリニックは武蔵小杉北口から徒歩1分の内科クリニックです。必要な薬は使いますが、薬漬けの医療に反対いたします。気軽にご相談下さい。    小杉中央クリニック 院長 布施純郎


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Posted by 武蔵小杉の内科|武蔵小杉駅1分の内科なら小杉中央クリニック at 23:11 / 気ままなブログ

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