蜂群崩壊症候群(CCD)

2014年12月1日

蜂群崩壊症候群(CCD)

2009年春までに米国内で農作物の受粉に必要なミツバチの3割以上が姿を消したという。都市化の進行などによりミツバチはここ20年世界的に減少 傾向ではあるが、原因不明の蜂群崩壊症候群(CCD)は米国以外にもカナダや一部のヨーロッパ諸国、インド、台湾、ブラジルなど各国に広がっています。「世界の食料の9割を占める100種類の作物種のうち、7割はハチが受粉を媒介している」と国連環境計画(UNEP)アヒム・シュタイナー事務局長が2011年に報告しているますが、ミツバチは生態系だけではなく、人間にはとても重要なものです。

ミツバチの減少については、ダニやウィルスによる感染、過密な交配によるストレスや農薬などさまざまな原因が考えられている。今回はイネの害虫のカメムシ防除など日本国内で幅広く使われているネオニコチノイド系の農薬との関連が指摘されています。
 ところで、私たちが毎日食べている野菜や果物の実りに、ミツバチがとても大きな役割を果たしています。ハチは世界の作物の3分の1を受粉していると言われていますが、受粉で実のるおもな作物は下記になります。 リンゴ、アスパラガス、ブラックベリ、ブロッコリー、キャベツ、ニンジン、カリフラワー、セロリ、サクランボ、ナス、ニンニク、ライチ、マカダミア、マンゴー、ナツメグ、タマネギ、パッションフルーツ、桃、梨、梅、かぼちゃ、ラズベリー、ポンカン、スイカなど様々な作物の受粉に関与しています。しかし、この蜂群崩壊症候群(CCD)が世界に広がっています。その原因はネオニコチノイド系農薬クロチアニジンと言われています。ヨーロッパではミツバチを保護するために昨年12月に一時的 

ネオニコチノイド系農薬とは、ニコチンに似た成分(ニコチノイド)をベースとする、現在世界でもっとも広く使われている殺虫剤で、1990年代から市場に出回り始めました。
一般にネオニコチノイドと呼ばれる化合物は、アセタミプリド、イミダクロプリド、クロチアニジン、ジノテフラン、チアクロプリド、チアメトキサム、ニテンピラムの7種類あり、これらを主成分とする農薬・殺虫剤は様々な用途や製品名で販売されています。また、以下の説明で「ネオニコチノイド系農薬」という場合は同じ浸透性農薬であるフィプロニルを含みます。ネオニコチノイド系農薬は脊椎動物より昆虫 に対して選択的に強い神経毒性を持つため、ヒトには安全とされ、ヒトへの毒性の高い有機リン系の農薬に代わる効率的な殺虫剤として、2000年代から農業を始め家庭用の害虫駆除剤やペット用に幅広く商品展開が行われました。さらに、水に溶けて根から葉先まで植物の隅々に行きわたる浸透性殺虫剤として、作物全体を害虫から守れる効果的な農薬という宣伝のもと、現在では農地や公有地などで大規模に使われています。

ヨーロッパでは、ネオニコチノイド系農薬の危険性を危惧して、規制がすすんでいますが、一方、日本ではネオニコチノイド系農薬問題への認識が低く、現時点でネオニコチノイドの使用そのものに対する規制がない上、使用量の規制緩和が行われるなど他の先進国とは逆の動きも見られます。また、ネオニコチノイド系農薬の残留基準もヨーロッパの数倍から数百倍に達する場合が多いため、日本の生態系に大きな影響を与えている可能性があると考えられます。

最後に、養蜂家のある方の話では、色々な農薬は以前から散布されてきていた。しかしこんなに蜂に被害を与えることはなかった。私のニホンミツバチの群など、2009年の分蜂の後、110群いたのが秋には35群になり、翌春の分蜂によって、たった2倍の70群になり、それが秋までには3群に減った。長い進化の歴史の中で鍛えられてきたこのハチが、人為的な原因以外の原因で死ぬとは考えられない。
蜂群崩壊症候群(CCD)に関して、農業関係の専門機関あるいは学者と呼ばれる人たちが、声をそろえて「原因不明である。」とか「複合的原因である。」とか言っている。しかし、ニホンミツバチを20年以上飼ってきた者の直感で、私は最初から農薬が原因だと思ったと話されていました。

以上、武蔵小杉徒歩2分の内科クリニック、一般内科、糖尿病内科の院長の
布施純郎のお話でした。

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Posted by 武蔵小杉の内科|武蔵小杉駅1分の内科なら小杉中央クリニック at 18:14 / 気ままなブログ

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