ペットボトル症候群

2014年11月28日

ペットボトル症候群

ペットボトル症候群(ペットボトルしょうこうぐん、:PET bottle syndrome)とは、スポーツドリンク、清涼飲料水などを大量に飲み続けることによっておこる急性の糖尿病である。正式名称はソフトドリンク(清涼飲料水)・ケトアシドーシス。清涼飲料水ケトーシスとも呼ぶこともある。ソフトドリンクやスポーツドリンクの急激な大量摂取だけでなく、「みかんの缶詰」「アイスクリーム」などの糖分の多い食品の大量摂食でも発症することが報告されている。

 1992年5月聖マリアンナ医科大学の研究グループが報告し、1990年代に大量の清涼飲料水を水代わりに飲んでいた高校生などが糖尿病性ケトアシドーシスの症状となって意識障害を起こして病院に搬送されるケースが報告され、以降、10代から30代の若い人にも似た症状が多く見られるようになり、彼らがペットボトル飲料を好んで多く飲んでいたことからこの名前が付けられたものです。若い人達の多くのペットボトルで清涼飲料水を飲んでいたことから命名された。実はこれは約20年前に私の聖マリアンナ医大の元上司の星先生がペットボトル症候群と名付けて、私もそのグループに入っており、糖尿病学会で発表したものです。
 
 原因はペットボトルのジュースを多飲すると血糖値が上がります。そうすると膵臓のベータ細胞からインスリンが分泌され、血糖値を下げます。 ストレスがかかったり、飢餓状態になると血糖を上昇させるホルモンがでます。血糖を上昇させるホルモンはグルカゴンや成長ホルモンなどと複数あります。一方、下げるホルモンは「インスリン」1つしかありません。血糖値が上昇すると、インスリンの分泌か低下したり、インスリンの効きが悪くなります。 すると、ますます血糖値が上昇するといった悪循環に陥ります。 血糖値が高くなると、のどか渇きます。そうするとソフトドリンクを飲みたくなります。→また血糖値が上昇して、のどが渇く、ソフ トドリンクを飲む
を繰り返します。この悪循環でインスリンか不足してきて、ブドウ糖を細胞の中に取り込めなくなるので、ブドウ糖をエネルギー源として使えなくなります。さらにインスリンが出ても、インスリンが効きにくくなるいわゆるインスリン抵抗性という状態にもなります。
すると、ブドウ糖の代わりに、脂肪やたんぱく質を分解して、エネルギー源として使われます。 この分解の際 に、「ケトン体」
という脂肪酸で出来ている成分か発生し、血液中に過剰に増えていきます。 この症状は、でケトン体か増える事に よって現れ
る状態を血液中に大量にある状態を「ケトーシス」といいます。
 
 そして症状ですが、糖尿病の症状と同じで、 のどが異常に渇いたり、飲み物を大量に飲む、トイレの回数が増えます。そして、体がだるい、食べたり、飲んだりしているにもかかわらず体重が急激に
減少する。といった症状が出てきます。ひどくなると、意識か混濁して昏睡状態に陥いり、救急車出病院へ運ばれ、関わる危険な状態になったり、ひどいと死亡する場合もあります。しかし、多くの患者さんは、病院で点滴をして、3週間くらいで、糖尿病の勉強をして、インスリン注射をして、血糖を血糖測定器で計って。食事療法や運動療法をして、退院することが多いです。

 市販されている清涼飲料水は、飲みやすくするためにかなり糖分が含まれており、例えばスポーツドリンクには、ものによって多少の違いはありますが、約5%の糖分が含まれています。5%の糖分が含まれている500mlのスポーツドリンクを1日2本 飲むと、約50gの糖分をとることになり、1日に接種する糖分の目安は20gから40gといわれており、1日の摂取量を上回ってしまいます。このほかに食事などでも糖分をとることになります。たくさんの糖分を飲むと、それを体内に取り込むために過剰のインスリンがでます。インスリンがたくさん出ると、インスリンの働きによって臓器は血糖をとり込んでエネルギーとして蓄えます。そうすると太ります。そして、糖尿病のリスクが高まります。
 特に、ジュース類が大好きな子どもたちには、飲みすぎないように周りの大人からの注意が必要なのです。暑い日は、ペットボトルのジュースはとてもおいしいのですが、飲み過ぎないように注意しましょう。
 
 以上、武蔵小杉徒歩2分の内科クリニック、一般内科、糖尿病内科の院長の布施純郎のお話でした。

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Posted by 武蔵小杉の内科|武蔵小杉駅1分の内科なら小杉中央クリニック at 17:11 / 気ままなブログ

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