養殖エビは抗生物質漬けです。

2015年6月21日

 養殖エビは抗生物質漬けです。
 日本は世界でも1、2を争うエビの消費国であり、その9割近くが海外からの輸入品だです。輸入相手国は現在ではインドネシアやタイなど東南アジアが主流で、もちろん冷凍品として日本へ入ってきます。冷凍食品というと、新鮮で菌が少ないというイメージがあるかもしれません。しかし、現状は実に怖いのです。輸入エビは厚労省によると、ベトナム産の「バナメイエビ」や「ブラックタイガー」からは、それぞれ基準の残留濃度を超える合成抗菌剤「エンロフロキサシン」が検出されている。インド産の「バナメイエビ」から検出されたのは、合成抗菌剤「フラゾリドン」が検出されているのです。

養殖エビ 危険
 
 さて、話は輸出のタイに移ります。70年代までのタイのエビ養殖は、他のアジア各国と同様、ほとんどがトロール漁による天然物の漁獲でありました。しかし、過度の漁獲の結果漁獲量は激減し、タイだけではないのですが、いくつかの海域でエビのトロール漁は全面的に禁止されてしまいます。
 実際のエビの養殖ですが、淡水と海水が混在した汽水域が適しているために、養殖池の建設のために多くのマングローブ林が伐採されました。タイでは、高密度のエビを大量に養殖しますので、成長を促すために大量の合成飼料を投与しますので、養殖池から塩分と化学肥料や抗生物質が混ざった排水が輩出されることから、周辺の水田や果樹園で深刻な被害(塩害)が発生し、海水の水質汚染も深刻化しました。さらに、マングローブ林が急激に減少することにより、海洋生物の生息地の減少や産卵地の減少など、漁業資源を含む沿岸生態系にも大きな影響が出るようになりました。
 また、この動きに加え、実はひとつの養殖池は生産寿命が平均5年と短いので、沿岸部において適切な場所が残り少なくなったこともあり、90年代半ばより、養殖池は沿岸から内陸へと移って行くますが、内陸部でも、たった5年で池がつかえなくなってしまい、土地は大量の化学物質・抗生物質で汚染されるのです。
 また、実際にタイでエビ養殖事業に関わった日本人のブログのサイトを見てみましょう。彼は、「最後に、実際にこの事業に携わった経験者として、輸入エビの安全性について話したい。事業者の誰もが大きく育て、高く売りたいと考えており、水揚げする時というのは、ウイルス汚染や病気でエビが死にかけ始めた時である場合が多い。また、詳しいことはよく分からないが、エサ小屋を覗いてみると、いかにも怪しげな除草剤、抗生物質、栄養剤、抗菌剤などの化学薬品の袋が置かれ、状況に応じ投与されているということであった。これが人体に悪影響を及ぼさないはずがない。」こう話しています。
 さて、安全なエビは何かというと、エコシュリンプがあります。これは、インドネシアから赤道を越えてやってきます。産地の一つであるジャワ島東部では、300年以上前から「バンデン」(英語名ミルクフィッシュ)と呼ばれる魚の養殖が盛んでした。その伝統的な養殖方法にエビの習性に合った工夫を重ね、地域の自然環境や人々の習慣をうまく組み合わせて育てられているエビが、エコシュリンプです。
エコシュリンプの養殖池ではエビとバンデンのみならず、川や海から入り込んでくる他のエビや魚、カニなどが共生しています。そのような多様な生態系の中で、水草を発酵させて発生させたプランクトンや池の中に棲む小さな虫などを食べ、1平方メートルあたり約3尾(集約型養殖池の1/10)というのびのびとした環境の下で、エコシュリンプは育ちます。稚エビが池に放流された後は、一般的なエビに用いられる人工飼料や抗生物質は一切与えられることがないため、水の汚染が極めて少なく、また収穫時には、海水の干満による水流、仕掛け(プラヤン)、網、手づかみによる手法など、最小限の動力を利用して行われます。いわば、環境保全型のエビなのです。
 皆様、食べるなら、是非ともエコシュリンプですね。
 
 川崎市中原区武蔵小杉駅から徒歩2分の内科 小杉中央クリニックの院長の布施純郎のお話でした。


Posted by 武蔵小杉の内科|武蔵小杉駅1分の内科なら小杉中央クリニック at 07:25 / 気ままなブログ

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